皆さまこんにちは。元気でお過ごしでしょうか?
梅雨明けも間近となりあちこちで蝉の声が聞こえています。
予防推進センターの藤岡です。
今回は結核のお話です。結核とは結核菌に感染することによって発病する病気です。
肺に感染して咳や痰などが主要症状です。戦争前の日本では
結核は不治の病といわれていました。結核の8割が肺で腎臓、
リンパ節、骨、脳などの臓器が冒されることもあります。
”氷点”の作者の三浦綾子さんも脊椎カリエスで数年間療養生活を送った方です。
終戦前後に導入された予防接種、レントゲン診断、結核治療薬などが効を奏し、結核による死亡者数は1947年の146,241人をピークとして減少してきました。しかし、今でも全国で年間17,000人以上の方が結核と診断されており、年間で2,300人の方が命を落としている感染症です。(平成29年厚生労働省結核登録者)京都市内でも1週間に4名以上が診断されています。結核と診断される方の約半数が80歳以上の方です。
結核が進行すると、咳などで患者から飛び散った結核菌が空中を漂います。その菌を吸い込むと周囲の人にも感染します。(空気感染)感染しても結核を発病するのは10人中1,2人と言われています。結核と診断されても、早期に発見すれば 重症化を防ぎ、大切なご家族や友人への感染も防ぐことが出来ます。
結核特有の症状(2週間以上続く咳や痰など)は高齢者では現れにくいことがあります。又37.5度℃ぐらいまでの微熱、体重減少、倦怠感などが続くときは早めに医療機関を受診するか
保健所での検診をお勧めします。特に65歳以上の方は感染症法で年に1回の胸部X線検査が義務付けられています。
今ではきちんと治療すれば基本的には治る病気となっています。
予防としては
*免疫力低下を防ぐこと(健康な体の維持とそのための栄養・睡眠・運動がポイント)
*疲労をためすぎないよう休息をとる
*睡眠は十分にとる
*規則正しい生活を送る
*適度な運動をする
*バランスの取れた食事をとる
今年はコロナウイルスで集団検診は中止となりましたが、かかりつけ医や保健所での検診をお勧めします。

堀川遊歩道